田母神さん、定年退職されたようですね。

田母神前空幕長定年、退職金は6000万円

> 防衛省は3日、過去の侵略戦争などを正当化する論文を発表し、
> 航空幕僚長を更迭された田母神俊雄空将(60=10月31日付
> で航空幕僚監部付)を同日付で定年退職とする人事を発表した。
>
> 防衛省の事情聴取に対し、田母神氏は自ら辞職する考えのないこ
> とを強調。論文発表が懲戒処分の対象になるかどうかを調査する
> 手続きにも応じない意向を示したため、同省は「空将の地位にと
> どめるのは妥当ではない」として異例の定年退職に踏み切った。
> 退職金は約6000万円という。
>
> 一方、田母神氏は3日夜、東京都内で記者会見し「日本は侵略国
> 家ではない。21世紀に発展するには自虐史観から解放されない
> と政策に影響が出る」などとあらためて持論を展開、謝罪や反省
> は述べなかった。


田母神俊雄氏の「日本は侵略国家であったのか」(最優秀藤誠志賞受賞)は以下のページからのリンクで読めます。
アパグループ第一回「真の近現代史観」懸賞論文募集

まずは論文の内容を良く読んで欲しいと思います。

> アメリカ合衆国軍隊は日米安全保障条約により日本国内に駐留
> している。これをアメリカによる日本侵略とは言わない。二国
> 間で合意された条約に基づいているからである。我が国は戦前
> 中国大陸や朝鮮半島を侵略したと言われるが、実は日本軍のこ
> れらの国に対する駐留も条約に基づいたものであることは意外
> に知られていない。日本は19世紀の後半以降、朝鮮半島や中国
> 大陸に軍を進めることになるが相手国の了承を得ないで一方的
> に軍を進めたことはない。現在の中国政府から「日本の侵略」
> を執拗に追求されるが、我が国は日清戦争、日露戦争などによっ
> て国際法上合法的に中国大陸に権益を得て、これを守るために
> 条約等に基づいて軍を配置したのである。
(後略)

因みにアパホテルにはお昼のバイキングで行くくらいで泊ったことはありませんでした。今度泊ってみようと思います。

論文についてですが、現職の自衛官である、という点が問題であったとは思うものの、報道されるように、内容がまるで荒唐無稽であるとは私には思えません。

今、中国を支配する中国共産党は、第二次大戦時、国内においてはどのような立場で存在したのでしょう。
また、1971年まで、国連の常任理事国であったのは中華人民共和国ではなくて、中華民国です。

政府では自衛隊をアフガンに行かせるかどうかの検討が進んでいます。
報道では、政府が危険なことを検討しているように煽ります。
しかし過去において、イラク派遣を延長するか否かのとき、国連の大義をもとに、イラクよりも危険なアフガンに自衛隊を行かせようとしていたのは民主党の小沢さんです。小沢さんにしてみれば、「そんなの関係ねぇ」ってところでしょうか。

国連については、旧敵国条項(日本、ドイツ、イタリア、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、フィンランド共和国)が2008年となった現在も、未だ削除に至っていません。既に死文と言いながらそれを削除することすらできないでいる。これが現実です。
日本は国連の敵(4)参照)

報道の裏をよく読みとる努力が必要であると痛感しました。