「イラク開戦の動機は石油」=前FRB議長、回顧録で暴露
>  【ワシントン17日時事】18年間にわたって世界経済のかじ取りを担ったグリーンスパン前米連邦準備制度理事会(FRB)議長(81)が17日刊行の回顧録で、2003年春の米軍によるイラク開戦の動機は石油利権だったと暴露し、ブッシュ政権を慌てさせている。
>  米メディアによると、前議長は「イラク戦争はおおむね、石油をめぐるものだった。だが悲しいかな、この誰もが知っている事実を認めることは政治的に不都合なのだ」と断言している。
>  ブッシュ政権は、当時のフセイン政権による大量破壊兵器計画阻止を大義名分に開戦に踏み切ったが、同兵器は存在しなかったことが後に判明。「石油資源確保が真の目的だった」とする見方は根強く語られてきた。
との記事があります。

しかし、
Washington PostのStaff Writer Bob Woodwardによるインタビュー記事 Greenspan: Ouster Of Hussein Crucial For Oil Security を読みますと、
時事通信社の付したタイトルや記事本文は、随分とバイアスのかかった付け方だな、という思いを禁じえません。
※ 興味のある方は是非上記リンク先もご覧下さい。

私たちは湾岸戦争後に行われた、国連の「イラク石油食糧交換プログラム」に関連する不正も忘れてはならないと思います。
その当時も何故かこの問題に関しては、あまり日本国内で話題になることはありませんでした。

新聞やニュースの文言だけに踊らされないよう、物事を正しく見る努力が大切なのだと思いました。