以前のブログで触れた全国抑留者補償協議会(全抑協)、遂に本日、解散です。

シベリア抑留協議会が解散 一時金で「歴史に区切り」

2011年5月23日 18時59分

 元シベリア抑留者らでつくる「全国抑留者補償協議会」(全抑協)が23日解散し、東京都内で記念集会を開いた。平塚光雄会長(84)が、これまでの活動に感謝の言葉を述べ、参加者が32年間の活動を振り返った。
 一時金の支給が始まったことに加え、会員の平均年齢が88歳を超え「歴史に大きな区切りをつけることができた」と判断した。
全抑協は1979年に結成し、国に補償を求める活動などを続けてきた。昨年6月、元抑留者に一時金を支給する「シベリア特別措置法」が成立。昨年12月には面会した菅直人首相が「劣悪な環境で過重な労働を強いられた歴史は消せない。政府として今後も対応したい」と述べた。
 抑留の実態解明など残された課題は、支援者らが4月につくった「シベリア抑留者支援・記録センター」などが引き継ぐ。
 特措法は、旧ソ連・シベリアやモンゴルで強制労働をさせられた元抑留者に、帰国の時期に応じ1人25万~150万円を一時金として支給する内容。

(共同)