産経ニュースでは以下のように伝えている。

中国、日中共同歴史研究の“成果”を誇示 世論に神経を尖らす
2010.2.1 20:50

【北京=矢板明夫】1日付の中国共産党の機関紙、人民日報や軍の機関紙、解放軍報など党や政府系の主要各紙は、日中両国の有識者による歴史共同研究の報告書が1月31日に公表されたことを全く報じていない。北京紙、新京報など一部の新聞は「日本側は対中戦争の性格を侵略と認めた」などと、中国側の今回の“成果”をアピールする形で伝えた。報告書の具体的内容や日中の相違点を紹介するメディアはなく、反日傾向の強いネット世論の反発に神経を尖らせる中国当局の姿勢が伺える。

若者に人気の北京紙、北京青年報は日中双方が「侵略戦争」と「南京大虐殺」などについて見解がほぼ一致したことを強調した上で、「今回の日本側のメンバーの中に政治学者や法律学者が多く含まれ、ほとんどが自由主義史観の影響を受けており、中にはやや右の人もいる。彼らと侵略問題で共通認識に達したことは評価できる」と指摘した。

国際情報紙、環球時報は「日本の右翼学者は太平洋戦争を大東亜戦争と呼んでおり、今回の日本側の報告書に大東亜戦争という言葉は出てこなかった」との中国史学会の張海鵬会長のコメントを引用し、日本の歴史学者の間で一般的に使われていない「大東亜戦争」との表現を今回、“阻止”したことを大きな成果の一つとして誇示している。

一方で、南京事件の犠牲者数は30万以上との中国側の主張に対し、日本側が「4万人、2万人などさまざまな推計がある」と記述した点には触れなかった。

中国のネットでは通常、ニュースについての意見や感想を書き込む欄が設けられる。しかし、共同歴史研究の関連ニュースについて、こうした欄をなくしたポータルサイトが複数あり、中国当局の警戒ぶりが表れている。


中国は、共産党の一党独裁政治。
もう末期なんじゃないだろうかと思う。